2013年12月13日金曜日

12月13日

SB          GBPJPY            168.956                             169.290                      +33pip


SB          GBPJPY             169.557                            169.615                      +6pip
                                          169.557                             169.548                      -1pip

     
 
 円安の進行がすごいですね。
僕は昨年夏から年末までの間に土地の売却の手続きを進めていて、10月か11月くらいにどうやら政権が自民党に戻りそうだという見通しができた時に、これは自民党政権になれば円安が進むぞと思って、土地の売却と同時にすぐにその売却益のほとんどを米ドルに変えた。
(土地を売却した理由は、その土地の収益低下と、以下に述べることの2つ。安倍政権ができると決まったのはすでに売却を決めた後。)
 
 
 売却を依頼していた不動産会社におどろくべきことに売却能力がほとんどなかったので、予想外に時間がかかり、その間に円安が10円ぐらい進んでしまった。この間の歯がゆさと言ったらなかった。
 それでも今年の1月には現金化できたため、それをほとんどドルに変えた。その時のレートが87円ぐらいだったかな。
 
 その後為替レートに起こったことはご存知の通り。
何が政権交代を起こしたかというと、それはやはり「景気」でしょう。景気とはつまり、もっお金(仕事)を配分してくれということでしょう。国民がそれを望んでいたということです。
 自民党はまさにそうやって支持者に金(仕事)を配分して長期政権を築いてきたわけだから。
 
 政権交代が起これば、またそれが始まることは簡単に想像できた。
どうやってそれをやるかと言えば、国債を発行してやるしかない。国債を発行するっていうのはつまり、国の債務が増えるということ。
 
 となれば、日本の財政破たんのスピードが速まる。ただでさえ、膨大な額の債務があるわけだから。この国のGDPに対する債務はすでに、軍事国債をべらぼうに発行していた第二次大戦中の日本よりも多い。
 
 戦後この軍事国債の所有者がどうなったかは、ご存じのとおり紙くずになった軍事国債のおかげで多額の資産を失った。
 じゃ今の国債の所有者は誰?その大部分が銀行や年金、保険だ、ということはつまり、我々国民がその本当の所有者ということになる…つまり、我々の資産が知らない間に、ある特定の層の人々のために使われてしまっているということになる。

 それはもちろん預金は引き出せる。でも急激なインフレで金融資産の価値が目減りするということは、預金を使われてしまったのと同じだ。また、一部でいわれている預金封鎖もあり得ないとは言えない、戦後は預金を封鎖され引き出し制限をかけられた。しかも期限付きで!
 期限を過ぎてまだ引き出せない預金はすべて強制的に新円に変えさせれらた。タンス預金をあぶりだすのと、急激なインフレ(正確な数字は覚えてないけどわずか数年で数十倍になったと記憶している)を止めるためだといわれている。
 
 さて、こうなってくると日本の通貨である円は価値を失い下落する。
FXを何も知らなくてもかなり高確率で勝てる方法がある。それは、いま円をドルに変えて5年以上持っていればまず間違いなく儲かる。
 
 ただし、インフレも進んでいくだろうから(これぞまさにアベノミクスの目指すところだから)、その時円に変えてもどれほどの価値があるかはわからない。
 ただ、ずっと円で持っているよりはるかにましであることは確かだ。
 
 なぜって、これほど債務を増やしていけば、財政破たんするのは明白で(破たんしなくてもすさまじいインフレで実質我々の資産は大幅に目減りして、生活者には阿鼻叫喚の苦しみをもたらすだろう。同時に国の借金も減るわけだが。まさにここがアベノミクスの本当の狙いかもしれない)、そうなれば大変なインフレが来るだろう。海外でデフォルトになったみんな国はそうなっている。
 
 だから、為替差益を狙ってドルに変えても実はまた円に変えた時にはそれがどれほどの価値を持っているかはわからない。 
 だけど、それでも円で持っているよりははるかにましであることは確かだ。
それでも大部分の日本人にとってこれはぴんと来ないかもしれない。それも無理はない、こんなことは敗戦以来まだ日本では起こったことがないから。
 
 何が起こるか知りたかったらあの時のことを調べるといいかもしれない。
僕は少し調べたことがある。背筋が寒くなったことは言うまでもない。
 あの時起こったことは、政府が国民に借りていた借金(国債)は事実上帳消しになったうえに、さらに国民の資産に対して税金をかけて、「合法的に」国民の資産を没収してしまった。
 
 最後に尻拭いをさせられたのは、ほかでもない国民だった。
今の政府の国債の担保になっているのは、我々国民の預金であり、年金であり、保険である。
そして、もうすでに増税だけではこれだけ膨らんだ借金は返せないレベルに来ている。
 
 何が起こるのだろう…もう我々の預金や年金や保険は借金の担保になっている。
インフレによる実質的な国民資産の減少や増税による(もし資産課税が始まれば)国民資産の没収だろう。
 歴史は繰り返される、と言われる。
 
 さて、あなたならどうしますか?
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 話は変わって、今日で自動売買はすべて止めた。欧米では来週あたりから2週間~1か月ぐらいのクリスマス休暇が始まるから。(休みの少ない日本人には羨ましい限りだが)
 市場での商いが薄くなり、突発的な動きが出るだろうし。

 とにもかくにも12月はプラスで終えて、年末年始はゆっくりと休みたい。

 
 
 
 
  今年は僕にとって、裁量においても自動売買においても画期的な年になった。
裁量においてはBigalow師との出会い。それによる技術の大幅な向上があった。
自動売買においては、今まで見たことがなかったほどの洗練された2つのEAとの出会い。

 
 これからも裁量と自動売買の両輪で頑張っていきたいです。
このブログを見に来てくれる奇特な方々、お互いに頑張って、そしてなによりも、楽しんでいきましょう。